カテゴリー別アーカイブ: 言語学

アメリカ人類学の4分野

アメリカ人類学の4分野: 文化人類学 自然人類学 言語学 考古学

世界各国で人類学が関わる分野は異なっています。アメリカ合衆国の人類学やその影響を多く受けている国 (英語圏のカナダ) の大学などでは、人類であるということはどういうことかを理解するために、文化人類学自然人類学言語学(言語人類学)、考古学の4つの分野の力を結集します。一般的にフランツ・ボアズが米国の4分野人類学を発展したと考えられています。

・文化人類学は人類の持つ文化の特徴を探り、また特定の社会の習慣やルール、価値観などを研究します。

・自然人類学は一方で人間の生物学的な特徴に焦点を当てます。

・言語学では人間の持つ言語の能力やそれぞれの言語の特徴を研究します。

・考古学では過去の人々の残した遺物を発掘し、過去の人々がどのように暮らしていたかを証拠に基づいて考えます。

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英語圏の人類学ウェブサイト/ブログ一覧

今回は人類学の特定のトピックを扱うのではなく、人類学や人類に関連した英語圏のウェブサイトやブログを紹介します。

英語圏にはかなり多くの人類学に関連したウェブサイトやブログがあります。また、人類学がメインではない新聞社や科学系のウェブサイトやブログでも人類学に関連した記事が見受けられます。Anthro JP みんなの人類学も 英語圏の人類学ウェブサイトやブログにインスパイアされて始まりました。

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ジュデク語 これまでに知られていなかった言語

マレーシア北部、マレー半島の中部でスウェーデンのルンド大学の言語学者たちが「ジュデク」語 (英: Jedek) という言語が存在することを確認した。この言語が喋られている地域に人類学者が研究に来ることがあったが、言語学者によってジュデク語が研究されることは今までなかった。

この言語はマレーシア北部のでわずか280人の村民によって話されている。ジュデク語の話者の住む村では他に、ジャハイ語 (英: Jahai)が喋られている。

近隣の他の言語の研究に訪れた言語学者がジュデク語の存在に気がついたようだ。

音声のサンプルを聞いてみよう。

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アメリカ英語の発音、イギリス英語の発音・・・ ~英語の方言シリーズ~

英語の発音や訛り(なまり)について、私たちはよく「イギリス英語の発音は綺麗だ」や「アメリカの英語は訛っていない」など、主観的だったり事実に基いていない、ステレオタイプに基づいた発言を耳にすることが多いと思います。

また、それぞれの英語の発音の特徴について説明するときに「アメリカ人はwaterをワラーと発音する!」や「イギリス英語でwaterはウォーツァだ」などに留めて、それぞれの英語を深く説明しない記事を見かけることもあります。

なにがアメリカ英語の発音をアメリカ英語らしくしているのでしょうか?なにがイギリス英語の発音の特徴なのでしょうか?

この記事では、もう少し深くそれぞれの英語の方言について言語学(特に音韻論)の研究に基づいて説明していきます。

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なぜヨーロッパの言語は似ているのか

なぜヨーロッパの言語は似ているのでしょうか?英語や英語以外のヨーロッパの言語を習ったときに、2つのヨーロッパの言語が似ている事に気づく人は多いかもしれません。たとえば、英語とフランス語で数字を数えてみると、それぞれ one, two, three… un, deux, trois… と続きます。ドイツ語では eins, zwei, drei… スペイン語では uno, dos, tres… イタリア語では uno, due, tre…と続きます。単なる偶然でしょうか?

実は、多くのヨーロッパの言語がそれぞれ似ているのは偶然ではないようです。

ヨーロッパの言語が似ているのにはいくつかの理由があるのです。

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