文化人類学を独学したい人のためのガイド

文化人類学が気になっていてもどこから学び始めればいいか分からない人は少なくないのかもしれません。最近、Anthro JP みんなの人類学の Peing 質問箱 にどのように文化人類学を独学するかについての質問が届きました。数学や文学、音楽、生物学、経済学などと違って文化人類学について学校で習ったという人はとても少ないはずです。それでも、文化人類学は私たち人類の文化についての学問です。そんな、身近であるはずの学問を学ばないのは私たち人類にとって大きな損かもしれません。この記事は、どこから文化人類学を独学するかについての簡単なガイドです。

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英語圏の人類学ウェブサイト/ブログ一覧

今回は人類学の特定のトピックを扱うのではなく、人類学や人類に関連した英語圏のウェブサイトやブログを紹介します。

英語圏にはかなり多くの人類学に関連したウェブサイトやブログがあります。また、人類学がメインではない新聞社や科学系のウェブサイトやブログでも人類学に関連した記事が見受けられます。Anthro JP みんなの人類学も 英語圏の人類学ウェブサイトやブログにインスパイアされて始まりました。

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トウモロコシと北米の先住民族にまつわる話

ポップコーンや焼きもろこし、コーンポタージュ、サラダの中に、日本で馴染み深いトウモロコシがメキシコ原産だと知っていましたか?

現在のメキシコ南部で様々な説があるようですが、10,000年ほど前からトウモロコシの祖先となる植物の栽培が始まったようです。トウモロコシは長い時間をかけて現在のような形になりました。そして、トウモロコシは北米*各地に単なる栄養源としてだけではなく、文化的、宗教的に重要な品として広がりました。

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*北米: この記事では現在のアメリカ合衆国の本土とアラスカ、カナダやメキシコなどのメソアメリカ地域を含むことにします。

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本物の日本料理? 食文化も変わる

今回のポイントは「文化は変化する」です。文化が変化する例を日本の料理や食文化の中に見ていきましょう。

「伝統」や「文化」が常に変わらないと信じ込んでしまうことがあるかもしれません。また、常にそこに存在していたものを「当たり前だ」と信じ込んでしまうことがあるかもしれません。しかし、文化人類学で「伝統」や「文化」が常に変化し続けていること学ぶことがあるかもしれません。

食に関する文化も例外ではなく、時代の移り変わりや、他文化との接触によって常に変化します。「これが日本の食文化だ」や「日本の料理はこれだ」、「これは本物の日本料理じゃない」といったことを耳にすることがあるかもしれませんが、今、日本の料理として定着している品が昔は新しかったり、違う形をしていたということが多いのです。

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差別に基づいたモデルマイノリティの概念

差別というと、特定の人種やグループに属する人々の悪口を言ったり、また平等な機会を取り上げることによって特定のグループに属する人々のあらゆる権利を奪う形が一般的には語られことが多いでしょう。しかし、実際には差別を受けているマイノリティを理想化したり過剰に称賛する形の差別があります。それがモデルマイノリティの俗説 (英: model minority myth)と言います。モデルマイノリティ (手本や見本となる少数派) とは、差別をされていても教育やビジネスで成功を収めたり、法律や規則に従っていて社会の中でも手本になる少数派の事を示します。

もちろん、成功を収めることや規則に従うことは社会の中では歓迎されることではありますが、この考え方には少し問題があります。マイノリティの成功や良い行いを「素晴らしい」と称賛するだけでは、なぜそこまでマイノリティが特別に努力をし、社会で認められる行いをしなくてはいけなかったのかを無視してしまいます。pexels-photo-267885.jpeg

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