英語の発音や訛り(なまり)について、私たちはよく「イギリス英語の発音は綺麗だ」や「アメリカの英語は訛っていない」など、主観的だったり事実に基いていない、ステレオタイプに基づいた発言を耳にすることが多いと思います。
また、それぞれの英語の発音の特徴について説明するときに「アメリカ人はwaterをワラーと発音する!」や「イギリス英語でwaterはウォーツァだ」などに留めて、それぞれの英語を深く説明しない記事を見かけることもあります。
なにがアメリカ英語の発音をアメリカ英語らしくしているのでしょうか?なにがイギリス英語の発音の特徴なのでしょうか?
この記事では、もう少し深くそれぞれの英語の方言について言語学(特に音韻論)の研究に基づいて説明していきます。